エターナルバースデイ

美少女ゲームの感想を書くブログ

2024-07-17-0042-02

感想

作品内容はタイトルから想像出来る通り。
合コンでビッチな姉がお持ち帰りしてきた童貞を姉妹で取り合うこととなる。

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妹・咲耶佳に「クソビッチ」と形容される姉・木乃花の容姿がこちら。
確かに様々な男を取っ替え引っ替えセックスしているが、
派手な遊び好きというよりは性欲が強すぎて独特の倫理観を形成している印象を受けた。

咲耶佳を気遣う場面もあるのだが、女2人しかいない家に得体の知れない男を連れ込む
危険性をあまり認識していない様子。やはり頭のネジが何本かは飛んでいるといっていい。
『何度身体を重ねても、彼女を理解できない』。
そのように示唆する、あの最後の台詞が全てを物語っていた。

2024-07-17-2034-10
妹の咲耶佳も処女ではあるが姉の影響を受けてか性への興味が非常に強い。
姉とは違って独占欲の強さを見せており、ビッチ化は避けられそう……かも。

咲耶佳との恋愛に集中するルートは劇的な展開がなく特別な感想を抱かなかったが、
彼女と肉体関係を結び始めていく場面の会話が好き。

童貞弄りでセックスの主導権を握ろうとするも、咲耶佳も経験が浅いから
主人公の康平に簡単に反撃されて狼狽えてしまう場面が特に気に入っている。

情欲に流されながらお互いがお互いを支配しようとする未熟な人間同士の対話は、
性交は子を為そうとする行為だけでなく、深い繋がりによる心の交流をするためでもあると気づかせてくれる。
あんあん言っているだけのテキストとは一線を画す描写で、
私が夜のひつじ作品を何度も手に取りたくなる理由がここに詰まっていた。

2024-07-14-2136-20

作品概要

Flyable Heartのファンディスクにしてシリーズ完結作。



感想

Flyable Heartのメインヒロイン+追加ヒロインとのイチャイチャをシンプルに楽しめればいい。
そんなつもりで本作をスタートしたのだが、
本編で感じた違和感を解消させながら最高の読後感を残すシナリオも用意されていて驚いた。

勿論、しっかりイチャイチャ成分だけを味わえるルートもあるし、シリアスを含むエピソードでも
重すぎず軽すぎずの最適な按配で綺麗な軌跡を描いてくれていた。
シリーズに対して物足りない感情を抱いた者ほど満足が出来る作品なのではないかなと思う。

また本編では登場人物達をシナリオを展開させるための駒扱いする場面が散見されたが、
ここではキャラクターをとても大事に扱ってくれていて好印象だった。

細かい点として、本作からセリフの途中でも表情が変化するようになっている。
より感情表現が豊かになっており純粋にプラスの働きをしていた。

後述するが、特に恵とすずのシナリオが秀逸。
恵らしい明るく元気なキャラクターを投影した物語は心が晴れやかになったし、
すずのシナリオはFlyable Heartの世界を含めて全てを愛したくなるようなお話だった。

以下ネタバレを含む



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2024-06-30-0017-50

作品概要

2つの学園組織「繚蘭会」「生徒会」を中心として描いたドタバタなラブコメディ。



感想

BGM「Cubic Rhythm」やデザイン全般が特に好み。
キャラクターも特に不快な人物はおらず、ヒロインも全員可愛い。世界自体を愛すことが出来た。
SFチックな設定も含んだストーリーは起伏を生んでいるが、過剰にシリアスな話を展開してしまっている作用もあった。
個々のキャラクターは秀逸だっただけに、調理が勿体なかった印象が強い。

以下ネタバレを含む



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2024-06-29-2130-19
内容はタイトル通り。教育実習生の主人公がアプリを使って生徒をハメていくことになる。
矯正操作は精神、肉体の片方もしくは両方可能で幅広い命令に対応している。

惜しむらくは、恥辱的なプレイに乏しかったこと。
主人公は基本的に支配することや性交することに重きを置いており、
アプリでしかできないようなアブノーマルなプレイはあまり見かけない。
あくまで脅迫や洗脳の延長上な用法が目立っていた。

お話としては、頭の良くない女子生徒・理子のシナリオが面白い。
アプリによる洗脳ではなくこれは魔法なんだと荒唐無稽な話を吹き込んで、
信じ込んだ理子のデタラメ発言を主人公が内心馬鹿にしまくっているシーンで爆笑してしまった。
ライターは「人を意のままに操作する」ことを渇望した者が大喜びするツボをよく心得ている。

個人的にはお望みのHシチュエーションがなく少し残念だったが、
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キャラデザは優秀。特にヒロイン・瑠璃の見た目が良かった。
また宏美ENDも常識改変モノとして非常に面白く楽しめるものとなっていた。

アプリ系催眠の良さを全て引き出せてはいなかったが、不快になるような点は見当たらなかった。
人を操ってやりたい放題……サイコーでぇす!!

2024-06-21-0126-37

作品概要

お嬢様ヒロイン・白鷺茉百合と共に多数の障害を乗り越えていく恋愛劇。



感想

「身分違いの恋」。恋愛ゲームを何度もプレイすると食傷気味になる題材である。
だが本作では、話を丁寧に運びながらも伏線回収や衝撃的な展開運びで刺激を与えてくれるので、
退屈することなくストーリーを堪能できた。
そもそも、この題材を面白く思えること自体が稀有な経験といっていいかもしれない。

グラフィックのレベルが高く、ヒロインの茉百合がまず単純に見た目から可愛い。
恋仲になってから濃い展開が続くので印象が薄れがちだが、今まで余裕な態度を崩さなかった
茉百合が主人公・晶への好意を隠せなくなり、顔を真っ赤にしてしまう姿に心臓が跳ねた。
厳しい試練を乗り越えた証といえる凛々しいまなざしも、柔和な笑顔も、すべて魅力に溢れたものだった。


以下ネタバレを含む


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